ダテ氏が主催する名古屋のゆる〜いポロの大会「なごやチャリフェス」にヤタガラスで参戦してきました。
他にも東京と大阪からは、チームLadies Army、キャットパウダー(リキ、クロウ、エンゾー)が参戦。
東京と大阪の間に位置する名古屋は地理的にナイスなポジションにあり、経済的にも気軽に遠征に行ける感じがします。
やはり、「継続は力なり」という言葉がポロにもあてはまります。
前回、「なごやチャリフェス」におじゃまさせてもらいポロをした時よりも鈴鹿や名古屋のプレイヤーのレベルがあがっていました。
このまま、順調にレベルをゆる〜く上げていって欲しいと思いました。
ポロの場合、ちょっとやってすぐ上手くなるっていう天才はなかなかいない気がします。
だから、継続して練習する必要があります。
そして練習することのモチベーションが楽しむということです。
楽しみのポイントは人によって千差万別です。
勝つことにやりがいを感じる人もいれば、スペシャルなプレイができたことに楽しみを覚える人もいます。
また、ポロが社交場になっていて、人とコミュニケーションをとることに楽しみを感じる人もいます。
そして、楽しむポイントは徐々に変わっていくのではないか、と思います。
ポロが他のチャリンコアクティビティと大きく違う点は、負けるととっても悔しい点にあります。
少なからず、練習をしているわけですから、負けた時に今までの練習が否定されたような、そんな気分になります。
ロードレースやシクロクロス等は自分との戦いがメインで、その疲労度からやりきった感や満足感を得られますが、ポロでは亀甲している試合以外、それらは得られません。
相手とのレベルがひらいていれば、ただただ無力感を感じます。
ボールすら触らせてもらえない状況でやりきった感は絞り出しても出てきません。
しかし、その代わりに悔しさという苦い感情を得ることができます。
好き好んでそんな味は、味わいたくない人がほとんどだと思いますが、もし味わってしまったのなら、それは楽しむポイントが変わってきたという兆しだと思います。
何かを変えなければ次の結果も同じようなことになり、辛酸を舐めることになりかねませんから、練習をもっとがんばったり、考えるポイントを掘り下げてみたり、いろいろするわけです。
その上で、もう一度対戦すると何かが変わっているはずです。
自分が成長しているという実感はなかなかわかりにくいものですが、その成長を感じてしまったらポロはやめられなくなるでしょう。
要は楽しむポイントを増やすと、継続してポロも楽しくできますし、上手くなるということです。
10分間という短いゲームの中に、沢山の感情が渦巻いているのも、他のチャリンコアクティビティにない楽しみだと思います。
2012/04/23
2012/04/11
秋田のタイサクどん
秋田県出身のポロプレイヤー元気くんの結婚式が4月7日に執り行われました。
東京ポロメンツも二次会に賛同し、仲間の幸せを祝福しました。
その二次会に合わせ秋田からタイサクさんも上京。
ちゃっかりポロチャリも持参で、いっしょにポロ。
そして、もう恒例となりました、ゲストが来た時はもてなしも兼ねて湘南です。
東京からちょっと離れますが、時間をかけて行くだけの価値はあります。
驚いたのはタイサクさんのチャリがミルウォーキーになってたこと。
最近?全国各地でみんなポロチャリを組む流れがおきてます。
彼も例に漏れず、身をもって東北のポロを牽引している様が伺えました。
実際、海外のポロ界で何がおきているかってのは現物を仕入れないとわからないこともあります。
先陣を切ってポロに夢中になる秋田のおっさんはとても魅力的です。
そして、自転車を変えたことでプレイにも切れが出てきたんじゃないかと感じました。
先月、秋田のゴリラが上京したときに、「とっとと上手くなってタイサクさんを越えろよ、キミの方が若いんだからさ。それに、フィジカルもあるし。」とケツをたたいたのですが、タイサクさんのプレイを見たら、ゴリラじゃ抜けないって思ってしまいました。
ポジショニングだったり、パスを出すタイミングだったり、もろもろ前回より格段に上達してます。
ポロの上手い下手に年齢は関係あったりなかったりします。
あんまり、若くてもプレイを考えてやってない気がしますし、老いてくると眼や身体にハンデが出てきます。
若いプレイヤーが考えてするか、老いたプレイヤーが身体を若く保つか、それが分かれ目です。
盛岡では50mプールをポロ専用コートにリユース中らしく、これができると東北が盛り上がる予感がビリビリします。
近いうちに、そんな奥の細道コートに東京メンツで遠征したいなぁと黄昏れながら、この日は湘南を後にしました。
東京ポロメンツも二次会に賛同し、仲間の幸せを祝福しました。
その二次会に合わせ秋田からタイサクさんも上京。
ちゃっかりポロチャリも持参で、いっしょにポロ。
そして、もう恒例となりました、ゲストが来た時はもてなしも兼ねて湘南です。
東京からちょっと離れますが、時間をかけて行くだけの価値はあります。
驚いたのはタイサクさんのチャリがミルウォーキーになってたこと。
最近?全国各地でみんなポロチャリを組む流れがおきてます。
彼も例に漏れず、身をもって東北のポロを牽引している様が伺えました。
実際、海外のポロ界で何がおきているかってのは現物を仕入れないとわからないこともあります。
先陣を切ってポロに夢中になる秋田のおっさんはとても魅力的です。
そして、自転車を変えたことでプレイにも切れが出てきたんじゃないかと感じました。
先月、秋田のゴリラが上京したときに、「とっとと上手くなってタイサクさんを越えろよ、キミの方が若いんだからさ。それに、フィジカルもあるし。」とケツをたたいたのですが、タイサクさんのプレイを見たら、ゴリラじゃ抜けないって思ってしまいました。
ポジショニングだったり、パスを出すタイミングだったり、もろもろ前回より格段に上達してます。
ポロの上手い下手に年齢は関係あったりなかったりします。
あんまり、若くてもプレイを考えてやってない気がしますし、老いてくると眼や身体にハンデが出てきます。
若いプレイヤーが考えてするか、老いたプレイヤーが身体を若く保つか、それが分かれ目です。
盛岡では50mプールをポロ専用コートにリユース中らしく、これができると東北が盛り上がる予感がビリビリします。
近いうちに、そんな奥の細道コートに東京メンツで遠征したいなぁと黄昏れながら、この日は湘南を後にしました。
2012/04/06
Behind you
世界選手権から帰ってきて、Tokyoでは『behind you!』という言葉が一世風靡しました。
意味は、「テメェの後ろにいるからボールよこせ!」みたいなニュアンスです。
何故、流行ったのか僕にはわかりません。
おそらく、日本人の耳にはあの英語響きが心地よかったのでしょう。
他にも『center』や『opposite』、『cross』などいろいろあったと思いますが、最終的に勝ち残ったのは『behind』です。
ピックアップゲームで外国人とポロをするのに言葉はほとんどいりません。
トーナメントになったりすると話は別になると思いますが。。。
それは、音楽や芸術とともにスポーツも国境を軽く越えてくるからです。
言葉が通じない分、相手の動きやプレイを見てそれに合わせたり、合わせられたり、逆に得るものが多いかもしれません。
それに、ボールが欲しい時やパスを出したい時、名前を呼べばいいんだと思います。
僕の場合、問題はプレイに集中しすぎて名前を忘れてしまうということ。
ホントに覚えなきゃいけない時は、ゲーム中でもブツブツ独り言のようにチームメイトの名前を口で覚えようとします。
また、ピックアップをいっしょにすると、彼らはコチラがどれくらいポロができるのか見定めてきます。
相手チームへのアンテナのはり方と同じくらいの比率で、コチラを洞察し始めます。
僕が、自意識過剰だったのかもしれませんが、結構緊張しました。
敵陣に入る前、自陣でパスを出し、トラップ、ボールの捌き、ドリブル、ボールのタッチなど、一挙手一投足を見てコチラのレベルを測っているように思います。
僕も見た事のないプレイヤーを見る時には、まずはボールの扱い方を凝視します。
過去、一番ビックリしたのは、レキップのマニュのボールさばきです。
バンクーバーの夜、ピックアップも宴もたけなわ彼が、一人で自主練的な事をしているのを見ました。
「マニュえらいなぁー。こんなときでも自主練かー。あれ、アレ?あれあれ・・・すごい!なんやあれ!?あんなんどうやってするんや?」
とても柔らかいボールへのタッチ。
見た事のないボールのさばき方。
普通にやってるようで、普通じゃない。
彼のゲームでは見る事のできない、彼の奥深さ。(ゲームも充分奥深いですが。。。)
その時、これを見るために僕はバンクーバーに来たのかもしれない、と直感しました。
そしてそのプレイに黄昏てしまいました。
しかし、それと同時に、不安も生まれました。
いったいどれくらい練習すれば、あんな境地にいけるだろうかと。
もしかしたら、一生行けないかもしれない。
まだその上に別の境地があるかもしれないのに。。。
どこぞの誰かは、シアトルでマニュと宿が同じにもかかわらず、Tシャツ交換でまごついてしまい、結局Tシャツを交換をしてもらえませんでした。
まるで、先輩の卒業式で制服の第2ボタンをもらい損ねた女子生徒のように、ミッション失敗を成功のように語ります。
残念なことにマニュというプレイヤーの感じ方は人によって違います。
意味は、「テメェの後ろにいるからボールよこせ!」みたいなニュアンスです。
何故、流行ったのか僕にはわかりません。
おそらく、日本人の耳にはあの英語響きが心地よかったのでしょう。
他にも『center』や『opposite』、『cross』などいろいろあったと思いますが、最終的に勝ち残ったのは『behind』です。
ピックアップゲームで外国人とポロをするのに言葉はほとんどいりません。
トーナメントになったりすると話は別になると思いますが。。。
それは、音楽や芸術とともにスポーツも国境を軽く越えてくるからです。
言葉が通じない分、相手の動きやプレイを見てそれに合わせたり、合わせられたり、逆に得るものが多いかもしれません。
それに、ボールが欲しい時やパスを出したい時、名前を呼べばいいんだと思います。
僕の場合、問題はプレイに集中しすぎて名前を忘れてしまうということ。
ホントに覚えなきゃいけない時は、ゲーム中でもブツブツ独り言のようにチームメイトの名前を口で覚えようとします。
また、ピックアップをいっしょにすると、彼らはコチラがどれくらいポロができるのか見定めてきます。
相手チームへのアンテナのはり方と同じくらいの比率で、コチラを洞察し始めます。
僕が、自意識過剰だったのかもしれませんが、結構緊張しました。
敵陣に入る前、自陣でパスを出し、トラップ、ボールの捌き、ドリブル、ボールのタッチなど、一挙手一投足を見てコチラのレベルを測っているように思います。
僕も見た事のないプレイヤーを見る時には、まずはボールの扱い方を凝視します。
過去、一番ビックリしたのは、レキップのマニュのボールさばきです。
バンクーバーの夜、ピックアップも宴もたけなわ彼が、一人で自主練的な事をしているのを見ました。
「マニュえらいなぁー。こんなときでも自主練かー。あれ、アレ?あれあれ・・・すごい!なんやあれ!?あんなんどうやってするんや?」
とても柔らかいボールへのタッチ。
見た事のないボールのさばき方。
普通にやってるようで、普通じゃない。
彼のゲームでは見る事のできない、彼の奥深さ。(ゲームも充分奥深いですが。。。)
その時、これを見るために僕はバンクーバーに来たのかもしれない、と直感しました。
そしてそのプレイに黄昏てしまいました。
しかし、それと同時に、不安も生まれました。
いったいどれくらい練習すれば、あんな境地にいけるだろうかと。
もしかしたら、一生行けないかもしれない。
まだその上に別の境地があるかもしれないのに。。。
どこぞの誰かは、シアトルでマニュと宿が同じにもかかわらず、Tシャツ交換でまごついてしまい、結局Tシャツを交換をしてもらえませんでした。
まるで、先輩の卒業式で制服の第2ボタンをもらい損ねた女子生徒のように、ミッション失敗を成功のように語ります。
残念なことにマニュというプレイヤーの感じ方は人によって違います。
2012/04/02
偶然と必然。
僕は、世の中の事はほとんどが必然だと思っています。
バイクポロもその必然の渦の中で理が成り立っているのではないかと思います。
例えば、ボールがイレギュラーバウンドだったとしても、小石か何かがあり、その時のボールの急速でそこに転がれば、必然的に跳ねる、といった具合です。
偶然に見えるだけで、それは起こるべくして起こった事柄なんだと、いつぞやから考えるようになりました。
やはりそれは、ミスをした時にそう考えることが多いように思います。
僕は『雷神』というチームでクロウとリキさんと一緒にプレイをしていました。
当所の予定では、クロウにパスを集め、シュートを打たせるスタイルでいこうと思っていました。
しかし、それが安易な考えでした。
お台場でやった「バイクポロの日本選手権」の時に打った目の覚めるようなクロウのダイレクトシュート。
左サイドからの僕のパスをクロウくんが自分の又を通し、ダイレクトで打ったあの強烈なシュートは今でも鮮明に覚えています。
しかし、あれは夢だったのかと本気で思うくらい、同じようなシュートは出てきません。
今思ってもあの頃のレベルであのシュートが打てるなんて、信じがたいです。
しかし、そこに偶然はなく必然だったのだと、自分に言い聞かせます。
そう思ったのもつかの間、レギュラーのシュートですらもスカの確率の方が高いんじゃないかと思う程、彼はスカッシュの虜になっていました。
そして、たちが悪いことにそのスカからの失点が多く、挙げ句の果てにはそのスカも見越した動きをせざるをえなくなりました。
これはヤバいと思った僕は、そのスカを減らすため原因を探りました。
サドルが高いとか、ボールを打つその時までボールを見るとか、いろいろアイデアは出てきて彼も渋々試していたのですが、なんだが根本的な解決が必要なのかもしれないと、思いました。
おそらく一番の原因は、不得意なポイント(ボールにマレットを当てづらいところ)で難しいと思われるダイレクトを打つからだと思います。
実際、正面や真横からのボールに対して、ダイレクトで合わせるのは、自分に対して斜めに来たボールに合わせるよりも難しいんだと思います。
それは、マレットが振り降りるであろう場所をボールは最短距離で通過するからです。
彼は、そういうボールに対して反射的に打ってしまう癖がありました。
猫とマタタビの関係に似ているかもしれません。
スッと出すとニャーってな具合に。
とても打ちやすい魅力的なボールに見えたのでしょう。
3枚目にいてスカをすると、相手の大きなチャンスになってしまうというときでも、迷わず打ちにいきます。
その思い切りの良さが彼のいいところなのですが、裏目に出てしまうとすぐ失点に繋がるので、トラップの判断もあるということも彼に伝え、状況を判断するか、ちゃんと当てるように言いました。
ですが、「ちゃんと当てろ」と言っただけで当たるようになったら、コーチなんていりません。
ただ、僕は彼になんでスカが多いのか考えて欲しかったんです。
おそらく、その理由を自分で探していったほうが、早く解決するんじゃないかと思ったからです。
スカをするにもスカをするだけの理由があります。
スカこそ偶然ではなく必然であって、何かしらの理由があると考えます。
精神的な理由なのか物理的な理由なのかを探して、打つためにはどうするかを探っていかねばなりません。
僕の場合、練習量が落ちてくるとミスが多くなり、ダイレクトも当たらなくなってきます。
おそらく、それは体を使っていなかった分、タイミングなり、スイングのスピードが遅くなることに起因します。
ちょっと疲れてるくらいの方が、調子良く当たったりするんです。
忘れやすく覚えにくい体を持った定めでしょう。
練習に時間を割かねば、維持するどころか、すぐ後退してしまう。
なんとも厄介です。
ところで、最近のクロウ選手ですが、何だか、うまくなってるように思います。
スカも以前より減りましたし、こぼれてしまったボールを自分でケアしてプラスにしています。
ミスを敵が来るまでに自分で処理できれば、ミスではなくなった気がします。
それがクロウの場合、フェイントみたいになり奇妙奇天烈な動きになるんです。
とっさの事とはいえ、常人には真似できません。
ダイレクトでのパスもちょこちょこ来ますし、やりやすくなったなぁと感じます。
クロウもチームメイトの前にポロをやり始めた時期が同じという仲間でもあります。
そんな昔からいっしょにやっているメンバーがうまくなるのを垣間見ると、とても嬉しく思います。
彼にはもっと先があるんじゃないか、その先を見てみたいって思ってしまいます。
ある意味、僕とは全く違うプレイヤーなので、僕の言っている事がそっくりそのままあてはまるとは考えにくいのですが、それでも、基礎的な部分や、ある種のアイデアなどは提示していこうと思っています。
合宿が楽しみです。
バイクポロもその必然の渦の中で理が成り立っているのではないかと思います。
例えば、ボールがイレギュラーバウンドだったとしても、小石か何かがあり、その時のボールの急速でそこに転がれば、必然的に跳ねる、といった具合です。
偶然に見えるだけで、それは起こるべくして起こった事柄なんだと、いつぞやから考えるようになりました。
やはりそれは、ミスをした時にそう考えることが多いように思います。
僕は『雷神』というチームでクロウとリキさんと一緒にプレイをしていました。
当所の予定では、クロウにパスを集め、シュートを打たせるスタイルでいこうと思っていました。
しかし、それが安易な考えでした。
お台場でやった「バイクポロの日本選手権」の時に打った目の覚めるようなクロウのダイレクトシュート。
左サイドからの僕のパスをクロウくんが自分の又を通し、ダイレクトで打ったあの強烈なシュートは今でも鮮明に覚えています。
しかし、あれは夢だったのかと本気で思うくらい、同じようなシュートは出てきません。
今思ってもあの頃のレベルであのシュートが打てるなんて、信じがたいです。
しかし、そこに偶然はなく必然だったのだと、自分に言い聞かせます。
そう思ったのもつかの間、レギュラーのシュートですらもスカの確率の方が高いんじゃないかと思う程、彼はスカッシュの虜になっていました。
そして、たちが悪いことにそのスカからの失点が多く、挙げ句の果てにはそのスカも見越した動きをせざるをえなくなりました。
これはヤバいと思った僕は、そのスカを減らすため原因を探りました。
サドルが高いとか、ボールを打つその時までボールを見るとか、いろいろアイデアは出てきて彼も渋々試していたのですが、なんだが根本的な解決が必要なのかもしれないと、思いました。
おそらく一番の原因は、不得意なポイント(ボールにマレットを当てづらいところ)で難しいと思われるダイレクトを打つからだと思います。
実際、正面や真横からのボールに対して、ダイレクトで合わせるのは、自分に対して斜めに来たボールに合わせるよりも難しいんだと思います。
それは、マレットが振り降りるであろう場所をボールは最短距離で通過するからです。
彼は、そういうボールに対して反射的に打ってしまう癖がありました。
猫とマタタビの関係に似ているかもしれません。
スッと出すとニャーってな具合に。
とても打ちやすい魅力的なボールに見えたのでしょう。
3枚目にいてスカをすると、相手の大きなチャンスになってしまうというときでも、迷わず打ちにいきます。
その思い切りの良さが彼のいいところなのですが、裏目に出てしまうとすぐ失点に繋がるので、トラップの判断もあるということも彼に伝え、状況を判断するか、ちゃんと当てるように言いました。
ですが、「ちゃんと当てろ」と言っただけで当たるようになったら、コーチなんていりません。
ただ、僕は彼になんでスカが多いのか考えて欲しかったんです。
おそらく、その理由を自分で探していったほうが、早く解決するんじゃないかと思ったからです。
スカをするにもスカをするだけの理由があります。
スカこそ偶然ではなく必然であって、何かしらの理由があると考えます。
精神的な理由なのか物理的な理由なのかを探して、打つためにはどうするかを探っていかねばなりません。
僕の場合、練習量が落ちてくるとミスが多くなり、ダイレクトも当たらなくなってきます。
おそらく、それは体を使っていなかった分、タイミングなり、スイングのスピードが遅くなることに起因します。
ちょっと疲れてるくらいの方が、調子良く当たったりするんです。
忘れやすく覚えにくい体を持った定めでしょう。
練習に時間を割かねば、維持するどころか、すぐ後退してしまう。
なんとも厄介です。
ところで、最近のクロウ選手ですが、何だか、うまくなってるように思います。
スカも以前より減りましたし、こぼれてしまったボールを自分でケアしてプラスにしています。
ミスを敵が来るまでに自分で処理できれば、ミスではなくなった気がします。
それがクロウの場合、フェイントみたいになり奇妙奇天烈な動きになるんです。
とっさの事とはいえ、常人には真似できません。
ダイレクトでのパスもちょこちょこ来ますし、やりやすくなったなぁと感じます。
クロウもチームメイトの前にポロをやり始めた時期が同じという仲間でもあります。
そんな昔からいっしょにやっているメンバーがうまくなるのを垣間見ると、とても嬉しく思います。
彼にはもっと先があるんじゃないか、その先を見てみたいって思ってしまいます。
ある意味、僕とは全く違うプレイヤーなので、僕の言っている事がそっくりそのままあてはまるとは考えにくいのですが、それでも、基礎的な部分や、ある種のアイデアなどは提示していこうと思っています。
合宿が楽しみです。
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