2012/03/23

成長の心得1

世の中にはいいわけのすこぶるうまい輩がいます。


一世を風靡した『あー言えばジョウユウ』的な人たちです。


ポロをするにあたり、いいわけをすると建設的な話ができません。
その時点で話は終わってしまうからです。

反論や違う考え方の提示などは、おおいに結構なことだと思います。
その人のプレイに対する考え方を知る上で重要になってきますし、コミュニケーションの1つだと思います。

ただ、それが自分へのいいわけだったり、相手への批判だったりすると、とても往生します。



人は、自分の心やプライドを守るために幾重にもプロテクトをかけています。
自我が崩壊することを恐れ、失敗を失敗でなくすために自分に暗示をかけます。
失点されたことを他人の責任にしたり、簡単に物のせいにしたり、ありとあらゆる言葉で免れようとします。

ちゃんと本質を見ていて、客観的に考えても妥当な判断であれば問題ないのですが、それが偏ったものになってしまうと、もう手が付けられません。
前回のお話でも書いたように成長するためには、自分のできないことを知らないといけないのですが、それにプロテクトがかかってしまい、「状況がよければできた」とか「今日は調子が悪い」など、おそらくとても自然にいいわけを考えているのではないかと思います。


傷つきたくない王子様やお姫様はもっぱらこの方法で心の守備力を上げています。


『失敗は成功のもと』とよく言いますが、それは失敗を失敗とちゃんと認めているからこそ、成功を導き出せるのだと思います。



僕は可能性の1つとして、人の失敗も自分のせいではないか、と自分を追い込んでみた時期があります。
とってもネガティヴな考え方ですが、自分の可能性を広げてくれました。
自分がパスを出しても相手が取れないのは出した場所やタイミングが悪かったとか、味方がパスを出さないのは自分の位置が悪いから出さないんじゃないか、とかいろいろ考えていました。

全ては自分の責任という戒めを課せると、見える世界が変わってきます。


そして、それを解決するために、何が必要になってくるのかという具合に発展していきます。


人にあーだこーだ言うのにはとってもエネルギーを使います。
聞く方も理解しようとエネルギーを使います。


おそらく、そのエネルギーは使えば使っただけ、自分の何かしらの肥やしになるのではないかと思っています。

今回はちょっと重い話ですみません。

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