僕は中学生の頃、陸上部でした。
種目は長距離。
来る日も来る日も走り、血反吐を吐いていました。
おそらく、今のMっけはその時作られたものです。
持久系の筋肉はほぼ毎日使わないと衰えていってしまうという考えが横行し、試合後の月曜日は休養日となっていたのですが、40〜60分のユルめのjogが普通でした。
ユルめといっても60秒で200mのペースです。(5分で1kmということ)
皇居のにわかランナーでは、このペースだとかなりキツいと思います。
その甲斐あって、二年生の時、中学駅伝の全国大会に三重県代表で出場していました。
しかし、その頃は走る事にモチベーションや楽しみなどは全くなく、なんで俺走ってんのやろ?ってずっと思っていました。
生活指導も兼ねている、顧問の先生に陸上部を辞める事を言う勇気もなく、ただひたすらに練習に耐える日々。
ホント辛かったです。
しかし、1つ下の後輩の池上君はその後、箱根駅伝を走るまでになり、僕はその時アイツもMやな、と思いました。
というよりも、それなりの練習をしていたんだなと実感しました。
日本ポロ界で陸上経験者と言えば、ポジショニングがめっぽう弱いイメージがあります。
彼らは、体をとことんいじめ、鍛える事には長けていますが、プレイ中に考えようとしません。
今まで常に一匹狼だったことが、大きくのしかかります。
しかし、ポテンシャル的には大きなものを秘めていると思います。
特にフィールド競技や短距離系の競技者は瞬発系の筋肉をかなりいじめており、それが神が与えたもうた才能だったとしても、他の競技に流用できるものであると思います。
ただ、これは筋肉の質の問題であって、経験のない筋肉の動きに関してはゼロからのスタートとなります。
幾多のスポーツを経験しようとも、ポロをするのであればポロの筋肉を鍛えねばなりません。
やはり、ポロでは瞬発系の筋肉を多く使います。
しかし、途中で足がバテてスピードが出せなくなったりもします。
陸上競技に例えると、短距離寄りの中距離走的な感じに思えます。
持久力も瞬発力も両方必要になってきます。
そして、アウターとインナーの関係。
アウターは大きな力を出す時に使い、インナーは繊細な動きをする時に使われます。
これもポロには両方必要としますが、インナーを軽視する傾向にあり、それを意識しているものは周りから重宝されると思います。
僕の理想は、瞬発系のインナー系です。
早い動きをするけど、正確にさばけるマレット使いを追い求めています。
しかも、動きは柔らかくしなやか。
自分がどういう筋肉の質を兼ね備えているか、自分が理想とするプレイにはどんな筋肉が必要なのか、ちょっと考えてみるとプレイスタイルが変わるかもしれません。
もしくは、成長させようとする筋肉が変わるかもしれません。
大事なのは自分の体と会話することです。
トレーニングの全てはそこから始まります。
0 件のコメント:
コメントを投稿