ついに明日から二日間にわたってスイス式ラウンドロビンが始まります。
そこで60チーム中上位32位までがダブルエリミネーションの決勝トーナメント進めることとなります。
スイス式ラウンドロビンとは、先の試合に勝ったチーム同士、負けたチーム同士で、常に対戦して勝敗を決めていく方法です。
その対戦では、最初のゲームを除き、得失点差を含めた勝率で対戦相手が決まります。
だいたい同じレベルのチーム同士が対戦できる画期的な対戦方法です。
午前、昼、午後、と山を三つに分け、そのセクションの中で競い合います。
日本チームはみんなバラバラになりました。
雷神は午前。
大関は昼。
YSMは午後。
今日はポロで疲れた心を満たすため、シアトル美術館に向かいました。
試合前の心身の調整もこれでバッチリです。
酒を飲み試合前の緊張感をまぎらわせてた昔の自分にはサヨナラです。
そんな弱い自分で彼らと戦うのはプレイヤーとして失礼だと思ったので、どこかでポロ脳を休めるため気分転換がしたかったのです。
精神的にも肉体的にも最高の状態で彼らと向かい合わなければ、日本に出場枠をくれた方にも申し訳ありませんし、何より世界選手権に出場したくても枠の問題で出れない人たちにも会わせる顔がありません。
彼らは確実に僕らより上手いです。
それなのに各下の僕らが出場できるのは、世界の意向なのです。
北米とヨーロッパだけで世界選手権を名乗っても他の地域は出場していない、これでは世界選手権とは呼べません。
彼らはそれを自分達でわかっていてメキシコ、オーストラリア、ニュージーランド、日本に枠を与えてくれています。
彼らも世界レベルでバイクポロの普及に必死なのです。
だから、今回世界戦に行ってとても喜ばれました。
「来てくれてありがとう!」
まさか、こんな言葉を彼らからもらえるなんて思ってもみなかったですし、彼らの意向も知りませんでしたから。
そんなたくさんの思いが詰まった大会で後悔なんてしたくありません。
全力でぶつかって、全力で砕ける、これでいいんだ、と思いました。
ポロプレイヤーなら誰しも、マレットを交えればお互いの技量はおおよそわかります。
言葉の壁を越えて、ポロでコミュニケーションがとれるのもこのスポーツの魅力です。
ゆえに相手の裏をかいた美しいプレイやポロに真摯に向き合う様が伝わりやすいのも事実です。
全てを出し切って、「俺たちのポロはここまで来たんだ!どうだすげーだろ!」って伝えたいと思いました。
とても、日本人的な考えかもしれませんが、結局僕は日本人なんです。
それは変えられませんし、自分の中の考え方も主軸は日本人的なものです。
全力でぶつかるという本質さえあっていれば、あとはいいんです。
明日、プレイで彼らにそれを伝えます。
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