実はこの日は準備が長引き、前日から寝ていませんでした。
それもそのはず、自転車を持ち込むのにアップチャージ(DELTAは片道$150.US)がかかるため、同じ便になったトミーと自転車を混装しようとトライするためでした。
そして、それには僕のリムを混装することができず、別の入れ物が必要ということで、構想1週間、製作3時間、図面無しのプラスティック段ボール製の組み立て式バッグを作らなければいけませんでした。
バンクーバーまでの移動やチャリでの移動を考えると、組み立て式にして、リュックに括りつけれるよう極力コンパクトにする必要があります。
そんなことを考えながらやっていたら夜中になり、今寝ると時差ボケになるかもしれないとか、遅刻の可能性が出てくるとか、冷蔵庫の中の腐りそうなものを食べなければいけないとか、もろもろしょうもない理由で寝ませんでした。
そんなこんなで成田にはちょい早めに到着。
早々に富田くんと落ち合って、自転車を二コイチにせねばなりません。
そう思っていた矢先、チェックインカウンターのあるフロアで待っているとの連絡があり、吸ってたタバコの火を消し、4Fに向かいました。
合流はスムースにできました。
僕は直ぐさまリムの梱包に取りかかりました。
僕の脳内CADでは若干の膨らみはあるものの、3辺の計が実寸より小さく感じる設計になっていました。
しかし、ガムテープの使い方が明暗を分けるというなんとも雑な設計です。
デッドスペースをガムテープで押さえ込み、ようやく梱包終了。
フレーム側もあーだこーだ噛み合わせを考えながら、無事終わりました。
富田くんは、プラダン一枚で簡易リムバッグを製作した僕を感心しているのか、僕の作業の遅さに呆然としているのかわからない表情で、「とりあえず、チェックインしに行こ」と言ってスタスタ歩き始めました。
チェックインも無事終わった頃、彼はチームメイトのマツドに状況を確認するため電話をしていました。
彼らと出発時刻はさほど変わりません。
しかし、「今作業中だからまた後で!」と言われ電話をきられたそうです。
ホンマくんも遅刻したみたいですし、ユナイテッド航空利用チームは出発前から暗雲が立ち込めている感じが電話口からひしひし伝わってきます。
旅程もバラバラだったため、航空会社別で偶然に2チームできたのですが、人が偏ってしまいました。
救いは、世話好きで海外に自転車を持って行く経験をしているマツドのみです。
そのマツドがテンパってる!
しかし、経験から得た知識を存分に発揮できればうまくいくはずです。
大丈夫、僕らはポロバカですが、大人です。
★DELTA 航空 チーム
谷内夫妻(Rikiさんとあっちゃん)
トミー
僕
☆UNITED 航空チーム
マツド
ユウキ
クロウ
ホンマ
出国までマックでお腹を満たしながら、シアトルでこれから起こるであろう色々なことに想像を膨らませます。
どんなすごいプレイヤーがいるのだろうか。。。
こんなことしたり、あんなことしたり、でもそんな自分の想像をも軽く超えてくるんだろうなぁ。。。
そんな奴らとどうやって戦おうか。。むむむ。。
そして、あの練習をもっとやればよかった、自転車をもっと乗りやすいようにすればよかった、、と不安がよぎります。
じゃあ乗りやすいって何だ??
自分の期待や不安は膨らむばかりで、いつも最終的に「なるようにしかならへん」となるのです。
自分がいかに狭い世界でポロをしているのかを気づかせてくれるのを期待しつつ出国です。
映像で見て、想像しても、結局それは自分の想像の中のプレイヤーです。
百聞は一見にしかず、とよく言いますが、それは去年の欧州で経験済みです。
今回は前回よりもよりレベルの高いものが見れる、そしてピックアップゲームでそんな奴らとポロができる。。。
計り知れないレベルを見たとき僕は何を感じ、何をしようとするのか。
形のないものを得にいくという意識。
今回は前回よりも準備はできています。
でもあまり準備しすぎると先入観をつくってしまって、吸収するのに時間がかかりそうなので、この辺で妄想はやめておきます。
まぁ、常にスポンジであれ、ってことですな。。。
16:10 成田発のDELTA航空に搭乗。
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