今回の遠征では、試合よりもピックアップゲームで気づいた事が多々ありました。
① 自分の癖は人から言われないとホント気づかない。
② シュートのバリエーション。
③ 大阪と東京の練習場所の違いによるプレイの上達度合い。
まず、①に関しては、本人の事もありますので名前は伏せておきます。
彼と対戦した時に発見した、彼の癖についてであります。
ボールをキープした彼を僕が追いかけている時、彼が進路方向を変える時があります。
その一瞬、直前のボールタッチの後、一瞬隙ができるのです。
タッチをして気が緩んでいるのか僕の間合いに気づいていないのかはわかりませんが、他のボールタッチに比べ、明らかに隙ができています。
次に同じ状況が来たら、奪ってやろうと思っていたら、その機会はすぐにやってきました。
チャンス!と思い、ボールを奪いました。
その後もその隙は無くならず、同じ状況で発生していました。
おそらく、それは彼の癖なのかもしれません。
そんな彼を見て、自分の中の癖を探そうと思いました。
教科書のない競技には常に真摯に向かい合わねばなりません。
それは、自分に対してもそうですし、相手や仲間に対してもそうです。
常にニュートラルでいる事こそが大事だと考えます。
ちなみに、その彼にはこの事を言っていません。
なぜなら、それを伝えてしまうと一時的に彼がうまくなってしまうからです。
なんでボールを取られるのか、から始まる自分のプレイの見直しはその人を成長させます。
その直接的なことを本人に告げたとして、その場は隙が無くなり、その状況でのボールのスティールはできなくなるかもしれません。
しかし、プレイの見直すチカラみたいなものは成長しない気がします。
彼にはその隙を自分でなくすチカラがあると思って言いませんでした。
つづいて、②のシュートのバリエーションについてですが、やはりシュートはバリエーションに限ります。
これは、もっぱら僕の考えなのですが、いろんな込み入った状況の中で、シュートのレギュラーポジションまでボールを運ぶ時間が惜しい。
腕や手首の稼働域、はたまた自転車の向きを考えて放つ、せっかちさん向きの考えです。
これはパスにも応用できますが、国内であまり目にする事はないかもしれません。
その自転車の向きで、そんなパスが。。。。
クリエイティブなパサーがボールを出してくれた時には、とってもしびれます。
とっても難しいように思えますが、レギュラーのパスを出すためのボールポジションに運ぶ時間を短縮するために、あり得ないところで打つ。
全てはその一瞬を無駄にしないために。
ボールを打ちやすいところに運んでいるうちにそのチャンスが消えてしまい、ボールをキープしつつ次の手を考えねばなりません。
僕的にはとってもシンプルな考えだと思いますが、見ようによっちゃあトリッキーなプレイに見えてしまうかもしれません。
さて、話を戻します。
シュートです。
ここで言うバリエーションとは、おそらく自転車の向きと関係なく、シュートの発射角度がいくつもあるということです。
肩、肘、手首をそれぞれ支点にすれば、いろんなシュートが打てます。
バイクポロのシュートと言えば、レギュラーポジションのシュートが80%以上をしめていると言っても過言ではない、と思います。
そこに先入観が発生しています。
あの自転車の向きならシュートはない、と。
しかし、是非想像してみてください。
ボールと自転車とゴールの位置を線で結び、あとは、その線をボールがまっすぐ進むように打つ。
どのように打てばまっすぐ打てるのか、体の使い方次第です。
今回大阪で、いつもシュートを打たない自転車の向きでのシュートが一発ありました。
運良くそのシュートは、威力も充分でゴールに突き刺さりました。
この時、きっと、もっと忘れている角度がある、探そう!と思いました。
タイミング、スピード、ゴールまでの距離、それも含めると、もっと多彩なシュートが思いつきそうです。
やっぱり、常にニュートラルでいることがネックになると思います。
最後に③ですが、①と②が長くなってしまったので、次回に持ち越します。
0 件のコメント:
コメントを投稿